院長ブログ

メンテナンスが肝心！腰痛対策の基本とセルフケア

2024.09.10

こんにちは！雪ヶ谷鍼療所・院長の矢野です。

院長ブログでは、当院に寄せられるよくあるご相談をご紹介したいと思います。

今回のテーマは慢性腰痛。

腰痛の原因と対策、自宅でできる簡単セルフケアの方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね！

この姿勢に注意！デスクワークと腰痛の関係

仕事はオフィスでの内勤業務で、基本的にデスクワーク。以前から腰痛が気になってたんですが、ここ最近はちょっとひどくて。朝、布団から起き上がるときに「イタタタ！」ってなる時があって、このままじゃヤバイんじゃ？！と思ってるんですが、どうしたらいいでしょうか？

そうなんですね。それはお辛いですね。
デスクワークの方が腰痛になる理由は、座っていると立っている時よりも腰にかかる負担が大きく、見た目以上に不安定になるからと考えられています。

座っている方が立ってる時より腰に負担がかかっているとは意外です！

しかもPC操作のような座って前傾になる姿勢は、立っている姿勢に比べると8割以上も腰に負荷がかかってるんです。

そうなんですね！腰痛はつらいけど、だからといって仕事を辞めるわけにもいかないし…。どうすればいいでしょうか？

腰回りの筋肉は太ももと筋膜でつながっているので、太ももの側面や前面、お尻まわりをほぐすのがおすすめ。
オフィスや自宅でカンタンにできるセルフケアをお伝えします！

自宅でちょこっと！腰痛セルフケア

腰痛対策！かんたんセルフケア
👉太もも
・500mlのペットボトルを太ももの側面や前面でごろごろ転がす
👉お尻
・寝転がって、お尻の下に500mlのペットボトルかテニスボールを敷き、ごろごろとほぐす

太ももの側面は「気をつけ」をした時に腕や手が当たるラインです。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。

ペットボトルがない場合は、手のひらで腰骨付近を上下に動かすだけでもOK。
これだけで筋膜リリースのような効果があります！

家に帰ったら、さっそく空のペットボトルに水を入れてやってみます！

治療はどれくらい続けたらいい？頻度と回数について

それにしても先生、これまでに腰痛で整体や鍼に何度か行ったことがありますが、その時はスッキリしても、仕事が忙しくなったりするとすぐ腰痛がぶり返すんですよね。「またかー」って思っちゃいます。どうすればいいんでしょうか？

整体や鍼でいったん体がスッキリしても、期間をおかずに再発する人も中にはいらっしゃいます。
体が本来の健康的な状態に戻るのには個人差があるんですね。すぐ再発しないためにも、しばらくは治療を継続するのをおすすめしています。

具体的にはどれくらいの期間、継続したらいいんでしょうか？

そうですね、それまでどれくらい症状に悩んでいたかの期間で違ってきますが、強い痛みの場合は週に1回、3カ月ほどが目安になります。
その後は2週間に1回、月に1回と回数を減らしていって、できれば半年は様子を見ると体の状態がかなりよくなると思います！

1回施術を受けて、痛みがほとんどなくなっても通ったほうがいいんでしょうか？

期間が空いても問題なさそうなら頻度は減らしても大丈夫ですよ。
その際には、良い状態で過ごせるように日常生活の過ごし方やセルフケアのコツもお伝えしています。
運動不足も腰痛の原因になるので、ふだん体をあまり動かしてない方には簡単な運動などもお伝えしています！

確かに運動不足かも…。すぐできるような、なんかいい運動ってありますか？

ふだん体を動かしていない人は、まずはウォーキングなど軽い運動をおすすめしています。5分か10分でもOK。歩き方も「正しい歩き方」があるのでキチンとレクチャーしますね。

正しい歩き方なんて意識してなかったです！

そうなんです。歩き方のクセによっては腰痛がひどくなったり、外反母趾につながったりするんですよね。
骨盤が硬くなっている人には骨盤を動かす練習をしたりなど、患者様の様子を見ながら日常生活の中で気をつけるポイントもお伝えしています。
患者様には、上手に体と付き合って、いつまでも気持ちよく動ける体でいてほしいと思ってます！

確かに！いくつになっても旅行に行ったりスポーツをしたり、人生を楽しみたいですよね。
私も体のメンテナンスを続けてアクティブに年齢を重ねたいです！